力道山VS木村政彦

昭和29年12月22日に蔵前国技館で行われた、力道山・木村戦

当時絶頂の人気を誇った、プロレス界において、大相撲出身の力道山と、柔道出身の木村が日本一を決める戦いを行った

両者お互いの技を受け、一進一退の攻防を繰りひろげていたが、コーナーに追い詰められた木村の前蹴りが、力道山の急所にはいってから試合は一変した

突然力道山が木村の顔面めがけ、空手チョップというより張り手を連打し、そのまま木村は失神してしまった

後に引き分けにしようという申し合わせを破り、蹴りが誤って急所に当たったことに怒った力道山が一方的に攻撃したというのが定説となっている

また、一説によると力道山の出身を差別的に言葉にした木村に力道山が怒りを爆発させたとも言われている

ただし、この事については力道山も真実を話さないまま死去し、木村も生前、この事については話そうとはしなかった為、現在でも不透明なままである。いずれにせよ、プロレス界の裏事情を知らない当時の観客はこの一戦により力道山の強さを確信し、プロレスは人気を誇った・・・・